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近代産業

きんだいさんぎょう
名詞
1
標準
modern industry
文例 · 用例
と云うのは、技術的精神が最もハッキリ現われ始めたのは近代以来であるということは、断わるまでもない根本事実であって、之は正しい、近代産業の発達と支配との平行することは、誰知らぬ者もないからだ。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
するとつまり、技術的精神が近代文化のイデーを特徴づけるものだという提言は、近代産業が近代文化の特色を決定するものだ、という提言に帰着するわけだ。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
近代文化が近代産業(産業革命後の工業を中心とする)によって決定されるということは、之亦ただの常識として広く知られていることであり、そうであるらしいのだが、併しこの思想をめぐっては色々の問題が議せられているのであって、必ずしも簡単に判り切っている関係ではない。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
だがいずれにしても、技術悲観説=技術終末説も、技術楽天説=技術福音説も、云って見れば技術的精神をば近代産業にまだ十分に関係づけて考えない処から来る予言に他ならない。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
と云うのは、近代産業がもっと文化的、文化史的、意義を適切に正確に計算しないことから生じる。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
近代産業を何かの意味で、単なる技術というものに還元して了い、産業の持つ社会生産機構の問題を抜きにして了うものだから、その場合の技術的精神が、あまりに厭世的なものになるかと思うと、あまりに享楽的なものになるのだ。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
同じ近代産業と云っても、之を社会生産機構に於て見る限り、資本主義的近代産業であるか否かが、根本的な特色であることは、知れ切ったことだ。
戸坂潤 技術的精神とは何か 青空文庫
これを免れるための最も簡単な方法は、近代産業を社会機構そのものと独立させて考えることだ、つまり之を純然たる技術自体と見ることだ。
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