幻辞.com

潜竜

せんりょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
「乾 元亨利貞 初九潜竜勿用 九二見竜在田 利見大人」 何のことかさっぱりわからない。
京の夢おう坂の夢の巻 大菩薩峠 青空文庫
例へば乾卦は卦名には龍とはないので、朱子の語類に、如乾之六爻、象皆説龍、至説到乾、却不爲龍といつて説卦の説き方と爻辭との矛盾に注意してあるが、今姑らく之を龍の卦とすると、其爻辭の中に潛龍・見龍・飛龍・亢龍・群龍と五種を含んでゐる。
内藤湖南 易疑 青空文庫
〔古事記の企畫一〕 飛鳥の清原の大宮に太八洲しらしめしし天皇二の御世に曁びて、潛龍元を體し、おのづから清まりぬ。
校註 古事記 古事記 青空文庫
その志の確固として揺るぎない者は、潜龍(世に隠れた偉人)である」『易経(文言伝)』というのは、自然とこの不慍の一節と呼応する。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
世に追われ、逆境に遇っても動じず、潜龍となって平然としていることもできます。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
・蘭竹もかれ/″\に住んでゐる 咲き残つたバラの赤さである・つきあたつて墓場をぬけ一月七日 時雨、休養、潜龍窟に蛇が泊つたのだ。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
深淵の潜龍という意味か、蛟龍の池にひそむは伸びんがためというところか、とにかくそう称されている彼は、「……さて」と、口のうちで呟いたまま、久しい間、秋の空に眼を放ったまま、考えこんでいる面持であった。
柳生石舟斎 剣の四君子 青空文庫