明け透け
あけすけ
形容動詞名詞
標準
open
文例 · 用例
気心が解って来ると、細君は茶の室へあがって来て、お国言葉丸出しで自分の身のうえを明け透け話した。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
頭が空っぽの人、つまり本当に明け透けで何でも口に出して言ってしまうような人の理論に従えば、自分の仕事について語らない人達というのは、何か良くない事をやっているものなのだそうだ。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
彼女は香気を漂わせ、彼女は間違いなくたった今入浴したはずで、彼女の美貌は明け透けに言ってしまえば、最も扇情的なものと思われた。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
どうせ目下が精神の貧寒時代であることは分つてゐますし、詩人が存外の苦吟をするのであることも分つてゐるのですから、もつとあけすけにして、もつと具体的なことを論ずることが、詩壇の急務ではありますまいか。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
便所の扉がたけが低くて、中で用を足している人の顔こそ見えないが、非芸術的な二本の脚は廊下からちゃんとあけすけに見えているのであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
ときとすると、女が何事もあけすけに打明話をしてくれるのを、自分に対して隔意がないからだとも考へ直して見て、そこに昔の大通のあつさりした遊振りを思合せて、聊かの満足を覚えることもあつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
言にしろ姿にしろ其の通で、何んでもあけすけにさらけ出して、世帯の苦しいことが口に付いてゐた。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
何事でもぱつと口に出してあけすけに話してしまつたのでは物事を充分に観察し、味はふ暇がない私は自己反省に於ても人一倍強いやうになつた。
— 岡本かの子 『小学生のとき与へられた教訓』 青空文庫
作例 · 標準
明け透けの例文