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白蝋

はくろう
名詞
1
標準
white wax
文例 · 用例
その裏返しになったところは、白蝋を塗ったようで、赤児の頬の柔か味がある。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
白蝋の御両頬には、あの夏木立の影も映らむばかりでございました。
太宰治 青空文庫
面が白蝋のように色澄んで、伏目で聞入ったお澄の、長い睫毛のまたたくとともに、床に置いた大革鞄が、揺れて熊の動くように見えたのである。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
) 浅原が岩畳な体ごとぶつけて、扉を押し破って入って見ると、果して瓦斯ストーヴ用の瓦斯の栓を開け放した儘、智子の母親は寝床の中で白蝋のように冷たく眠っていた。
渡辺温 或る母の話 青空文庫
灯という灯はどれも白蝋のヴェールをかけ、ネオンの色明りは遠い空でにじみ流れていた。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
――ややあれば大風琴の音の吐息たゆらに嘆き、白蝋の盲ひゆく涙。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
銀色の光のなかに、そろひゆく櫂のなげきしらしらと、或は仄の水鳥のそことしもなき音のうれひ、河岸の氷室の壁も、はた、ただに真昼の白蝋の冷みの沈黙。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
平生顔の色など変える人ではないけれど、今日はさすがに包みかねて、顔に血の気が失せほとんど白蝋のごとき色になった。
伊藤左千夫 春の潮 青空文庫
作例 · 標準
白蝋は、ロウソクの原料や化粧品の成分として使われる。
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この工芸品は、白蝋で丁寧にコーティングされている。
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白蝋には、防水性や保護性がある。
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