帆先
ほさき
名詞
標準
文例 · 用例
帆先で、翻ると、それは鮮かに――単純ではあるが、単純ゆえに、他の船印よりも、目につくし、単純なものの力と、美しさとが、感じられた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
もし日本の者ならば、長崎の高島秋帆先生か、信州の佐久間象山先生あたりの部屋を見るようだわい」 こう言ってしきりに室内を見廻して興がっていたのは、それは獄中で紙撚をこしらえていた奇異なる武士、すなわち仮りの名を南条と呼ばれていた破牢者でありました。
— 如法闇夜の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
折紙の、帆先をどんなに一生懸命持っていても、目つむれば忽ち舳先と変っている。
— 外村繁 『夢幻泡影』 青空文庫
今度、高島秋帆先生の砲式を入れるために帰国されたのじゃ」「あんな、大砲など、莫大な金をかけて、どうするつもりだ。
— 吉川英治 『脚』 青空文庫