前電
ぜんでん
名詞
標準
the last telegram
文例 · 用例
昼すこし前電報が配られて来た。
— 宮本百合子 『その年』 青空文庫
卒業以来、ずっと北海道へ行っていた飯島という同級の男が、急に上京したと云って四五日前電話をかけてよこした。
— 宮本百合子 『杉垣』 青空文庫
彼にはその頭の中の幻が、最前電車の中で味った幸福の名残りのごとく見えた。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫
以前電報体と云ふ詩体を考へ出した詩人のあつた事を聞いたが、名詞を並べる所から見るとマリネツティイ氏の発明も其電報体から暗示を得たものであらうか。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
私は、あの境内の風致や本郷台と相対する眺望もさることながら、伝通院前電車通りに戦争開始前後まで業を営んでゐた狐そばの由来、即ち宅蔵司の眷属たる一匹の狐が屡々この店の蕎麦を求めに行き、後世狐そばの名をのこしたと云ふ市井の伝説にむしろロマンティックな感興をおぼえてゐる。
— 正岡容 『巣鴨菊』 青空文庫
こちらへ来る前電報して会ってきめさせました。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
亡くなった祖父からの最後のメッセージは、一通の前電だった。
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そのニュースは、新聞に掲載された前電によって知らされた。
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大切な知らせを伝えるため、彼は慌てて前電を打った。
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