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内ポケット

うちポケット
名詞
1
標準
inside pocket
文例 · 用例
」山田君は、内ポケットをさぐって、その大隅君からの返事を取出し、「いや、これはお見せ出来ません。
太宰治 佳日 青空文庫
高取の横には、内ポケットまでさぐられて、ビラを見つけられ、重藤中尉に、頬がちぎれるほど殴りとばされた那須がいた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
その原稿の上に、内ポケットから取出した裸のままの千円の札束を投げ出した。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
大小|取交ぜた分厚い札束を、いい加減に二分して左右の内ポケットに突込んだ私は、すこし寛いだ気持になった。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
かれこれするうち、自分の向かいにいた二等水兵が、内ポケットから手紙の束を引き出そうとして、その一通を卓の下に落としたが、かれはそれを急に拾ってポケットに押し込んで残りを隣の水兵に渡した。
国木田独歩 遺言 青空文庫
ある時はとぼとぼと、ある時は威勢よく、また、かなりだらしない風で、親に貰った小遣いをズボンの内ポケットにがちゃがちゃさせながら、これ等の店へ買いに入る様子を、眼の前のむす子と、自分のいない後のむす子とを思い較べながら、かの女はそれ等の店で用もない少しの買物をした。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
(上衣の内ポケットから、白い角封筒を出し、節子の手もとにほうってやって)まだ、七、八百円は残っている筈だ。
―――一幕三場 春の枯葉 青空文庫
ええ、このお金がなくなってしまうところまで、と言いつつ内ポケットから二三枚の十円紙幣をのぞかせて、見せてやって、外へ出た。
太宰治 狂言の神 青空文庫
作例 · 標準
例句