赤みがかった
あかみがかった
形容詞-語幹
標準
reddish
文例 · 用例
それは鶏卵大の石で、数は十六個あったが、そのうち一個だけが赤みがかった石で、他は皆白い石であった。
— 田中貢太郎 『室の中を歩く石』 青空文庫
茶色のはん点がいっぱいある、赤みがかったつやのよい頭を日に光らせ、洗いふるしたねずみ色の着物の背をまるくしている、年よりの是信さん。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
少し赤みがかった筋が入っただけで傷にはなりませんでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
背広といえば小樽で見た按摩も、これは霜ふりではあったがやはり背広でカラをはめ、薄汚れてねじれてはいたが、何か黒に赤みがかったネクタイを結んでいた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
日付変更線を過ぎるころにはきっとただ酒の飲み過ぎですっかり出来上がり、早くも慶子ちゃんの膝なんかなぜながら赤みがかった妄想をたくましくして、脳味噌に砂糖水でも注射されたような心持ちであろう。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
縁側に近い八つ手の滑らかな葉末が、部屋から溢れる赤みがかった光線で陰気に一部分照されている。
— 宮本百合子 『心の河』 青空文庫
立って凝視めている二人が、この時気の付いたことは、赤みがかった茶色の液体が、大きな方のトランクの合せ目から、滲むように流れ出て、床を這って居ることだ。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
」 そして彼は元気よく祖母の後ろに坐って、祖母の痩せた頸筋と赤みがかった髪の毛とを、初めてのように珍らしく眺めながら、指先で眩しいほど早くその肩を叩きだした。
— 豊島与志雄 『同胞』 青空文庫
作例 · 標準
作品のテーマは人間の本質を問う。
芸術作品は多くの解釈の余地を持つ。
創作活動は心の表現である。
文学は時代を映す鏡となる。