葭切
よしきり異読 ヨシキリ
名詞
標準
reed warbler (esp. the great reed warbler, but also the black-browed reed warbler)
文例 · 用例
河畔の蘆の中でしきりに葭切が鳴いている。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
田圃の小川では、葭切が口やかましく終日騒いで居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
葭切、水鶏の棲家になる。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
城沼、多々良沼など、館林地方の平野の水には、蘆萩の間に葭切が鳴いて初夏の釣遊が忘れられぬ。
— 佐藤垢石 『水の遍路』 青空文庫
それより凡十年を経て、わたくしは外国から帰って来た当時、橋場の渡のあたりから綾瀬の川口にはむかしのままになお蘆荻の茂っているのを見てしばしばここに杖を曳き、初夏の午後には葭切りの鳴くを聴き、月のあきらかな夜には風露の蕭蕭と音する響を聞いて楽んだ。
— 永井荷風 『向嶋』 青空文庫
一日、とうとう堪忍袋の緒をきらしたE師は、彼女を拉して竜泉寺あたりの風雅な宿屋へと出かけた(ああ、その頃の台東区竜泉寺には、いまだ美しい蓮田があり、葭切が鳴き、アベックに好適な水郷だった!
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
五位鷺や葭切りのなく声などもよく聞いた。
— 石原純 『左千夫先生への追憶』 青空文庫
その音が昼は葭切のやうにカラクヮイチ――カラクヮイチときこえ、夜は螽※のやうにギイスチヨン――ギイスチヨンといつて続いてゐた。
— 川端茅舎 『夏の月』 青空文庫
作例 · 標準
「夏の田園地帯では、葭切の鳴き声が響き渡っている。」
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「葭切は、その名の通り、アシの茂みの中に巣を作る。」
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「「あのけたたましい鳴き声は、葭切かな?」」
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