伴奏部
ばんそうぶ
名詞
標準
accompaniment
文例 · 用例
「その『秋に』という歌は、淋しくて静かで良い歌だが、残念なことに此処にはピアノが無いから、伴奏部との美しい調和や陰翳は味わいようは無い。
— 結婚ラプソディ 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
さらに伴奏部に背景としての重要な役目を持たせ、ここに詩と歌と伴奏との三位一体の理想を異現し、音楽と詩との有機的な結合を果したのである。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
シューベルトはドイツの詩に最上の音楽的表現を与えるために、美しい旋律を書き、重要な伴奏部を付した。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
シューベルトより後に生まれて、高い教養を持ったシューマンは、詩を選ぶことにおいてまずシューベルトの及びもつかぬ好条件を与えられ、さらにピアニストであり、ピアノ作曲者であるシューマンは、その歌曲に、驚くべき巧緻な背景――伴奏部を与えることに成功した。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
「詩人の恋」「女の愛と生涯」その他が、ドイツ歌曲として古今の傑作と称せられるのは、いろいろの特色はあるが、シューマンの教養と、伴奏部のせいも大きな原因であったと言ってよい。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
ピアノ伴奏部に重点が置かれ、そこに非難もあれば特色もある。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
ヴォルフのリードは伴奏部を広大にし、表現は重厚になると共に、アクセントに神経質になって、一種の味を持たせたが、初期のリードに比べると、暗くて鬱陶しさは免れない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
声の清澄さが生命のシューマンが、シュトラウスのリードを得意とするのは、一応矛盾のようではあるが、R・シュトラウスの伴奏部に力点を置いた旋律の乏しい歌は、声の悪い人ではとても歌われない。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
作例 · 標準
この曲の伴奏部は非常に美しく、聴く人を魅了する。
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オーケストラの伴奏部が、主旋律を壮大に彩る。
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彼は伴奏部の練習に多くの時間を費やした。
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