大引け
おおびけ
名詞頻度ランク #39516 · 青空 10 例
標準
closing (a market or trading session)
文例 · 用例
間も無く大引けの鉄棒が廻ろうという時分であった。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
夜烏も大引けの暗夜だろう、可厭な声といったら。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
伊之助は其の晩また松葉屋へ登りましたが、一旦喧嘩をして出た跡ゆえ、向でも容易には帰しませんから遅くなり、遂に大引け過ぎまで居りましたから、伊之助不図気が附き、伊「サア遅くなった、店が引けるまでには屹度帰る、そんならと云って来たんだから」 と長次と二人とも慌てゝ外へ出ました。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
興味はあるべきはずはないけれども、この際、何とはなしに帰りたくなったものと見れば論はないが、肝腎の早駕籠は甲州の裏表の街道、いずれをも飛んで行く形勢はなくて、意外千万のことには、その夜の大引け前になって、竜之助は杖をついて、吉原の大門内を忍びやかに歩いていました。
— 小名路の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」 すこしおそいが、大引け過ぎのこぼれを拾いに、吉原へでもかせぎに行こうと、今し本所のほうから、吾妻橋の袂へさしかかっていた一|梃の辻駕籠。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
一度は皆んな土蔵相模へお出でになりまして、そのうちでもお年を召した方が、大引け過ぎに半分ほど手前どもへお帰りになりました」「誰と誰が土蔵相模へ泊ったか解るまいな」「さア、それは、十人ほどもお泊りでしたから、ちょっと解り兼ねますが――」 それ以上は番頭にも解りません。
— 死相の女 『銭形平次捕物控』 青空文庫
全く、八五郎に取つて、仲町へ冷かしに行つて、腹を減らして、大引け過ぎに塒に歸るのが、唯一の秘密であつたのです。
— 美少年國 『錢形平次捕物控』 青空文庫
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例句
標準
closing price
作例 · 標準
例句