門中
もんちゅう
名詞
標準
Okinawa family clan based on the paternal line that shares the same tomb and performs rituals together
文例 · 用例
日本の歴史の恐怖時代といふべき、平家の末路から、鎌倉の執権政治にかけて、悲壮なる運命劇は、何故か東海道の河畔で演ぜられたのが多い、承久の乱に鎌倉に囚はれて、東下りの路すがら、菊川の西岸に宿つて、末路の哀歌を障子に書きつけた中御門中納言宗行卿もさうである。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
場合によってはむしろ反対にその専門中のある専門以外のことは何も知らないという免状になることすら可能なのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
春葉はこれより先、ぐぢ、と甘鯛の區別を知つて、葉門中の食通だから、弱つた顏をしながら、白い差味にわさびを利かして苦笑をして居た。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
――処をこの度の文づかい、泥に潜った閉門中、ただおおせつけの嬉しさに、うかうかと出て参ったが、心付けば、早や鰭の下がくすぽったい。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
淡水魚の、養殖とか漁獲とか製品保存とかいう、専門中でも狭い専門に係る研究なので、来ている研究生たちは、大概就職の極っている水産物関係の官衙や会社やまたは協会とかの委託生で、いわば人生も生活も技術家としてコースが定められた人たちなので、朴々としていずれも胆汁質の青年に見えた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
時文明十一年十一月(室町時代末期)処近江国琵琶湖東南岸人蓮如上人 浄土真宗の開祖親鸞聖人より八代目の法主にして、宗門中興の偉僧。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
参は曽点字はもまた孔子の弟子であり、孔子門中のおける曾子の先輩でもある。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
少くとも発句は蕉門中、誰もこの俳諧の新発知ほど芭蕉の寂びを捉へたものはない。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
作例 · 標準
沖縄の伝統的な家族制度では、門中(むんちゅう)が共同の墓を守り、祭祀を行っていた。
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彼は自身の門中について、先祖の歴史や行事を詳しく説明してくれた。
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祭りの日には、門中のメンバーが一堂に会し、先祖を供養する。
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ウィキペディア
門中 は、沖縄県における、始祖を同じくする父系の血縁集団のことである。門中は、17世紀後半以降、士族の家譜編纂を機に沖縄本島中南部を中心に発達し、のちには本島北部や離島にも拡がった。その活動形態や組織結合の度合いは、地域によって大きく異なる。門中に似た血縁集団の概念は、日本の同族、中国の宗族、朝鮮半島の本貫、ベトナムのゾンボ等、東アジアの漢字文化圏にも見られる。
出典: 門中 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0