十姉妹
じゅうしまつ異読 ジュウシマツ
名詞
標準
Bengalese finch
文例 · 用例
また数日たって後の雪のふる日、ある婦人がその飼っていた十姉妹の四羽とも一度に死にかかったのを手のひらへのせて一生懸命|火鉢で暖めていた。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
9 十姉妹が流行して、猫も杓子も十姉妹を飼うた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
榎路地の歯ブラシの軸の職人は、逃げた十姉妹を追うて、けつまずいて、足を折り、一生跛になった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
が、儲けた人も随分多く、谷町九丁目のメタル細工屋の丁稚は、純白の十姉妹を捕えて、一財産つくり、大島の対を着て、丹波へ帰って行ったと、大変な評判であった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
ある日、他吉が口繩坂の上を空の俥をひいて、通りかかると、坂の下から、「十姉妹や」「十姉妹や」 声をかさねて、ひとびとがまるでかさなりあいながら、駈けのぼって来た。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
なにを大騒ぎさらしてけつかる」 他吉は綿を千切って捨てるように、呟いたが、途端に、他吉のふところへ、追われた十姉妹が飛び込んで来た。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
咄嗟に手を伸ばしたが、十姉妹はすっと飛び去った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
草履買うて釣もらうのん忘れたんか」「それどころの騒ぎやあるかい」 他吉は大人に物言うような口調になり、「――阿呆の細工に、十姉妹追いかけてる隙に、俥盗られてしもてん。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
娘が十姉妹という小鳥を飼いたいと言っている。
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十姉妹は、群れで飼うと賑やかで見ていて楽しい。
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「わあ、十姉妹って本当に可愛い!鳴き声も愛らしいね!」
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