水っぽい
みずっぽい
形容詞
標準
watery
文例 · 用例
自然主義運動勃興以前の各既成作家の行きづまりは、恐ろしく、水っぽい戦争小説の洪水をもたらした。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
近年東京会館の屋上庭園などで涼みながら銀座へんのネオンサインの照明を見おろしているときに、ふいとこの幼時の南磧の納涼場の記憶がよみがえって来て、そうしてあの熱い田舎ぜんざいの水っぽい甘さを思い出すと同時になき母のまだ若かった昔の日を思い浮かべることもある。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
わたくしは尚それまで、振り払うようにして来たわたくしの袂の端を掴む二本の重い男の腕を感じておりましたが、ガードを抜けて急に泥のにおいのする水っぽい闇に向き合うころからその袂はだん/\軽くなりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしは尚それまで、振り払うようにして来たわたくしの袂の端を掴む二本の重い男の腕を感じておりましたが、ガードを抜けて急に泥のにおいのする水っぽい闇に向うころからその袂はだん/\軽くなりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
白い二つの皿には水っぽい新鮮なサラダの緑を、白い三つの皿にはやや薄黄のマイナスソースをかけた羊の蒸肉を盛ってあった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
それはこしょうと、ぷんとくさい脂で味をつけた水っぽいスープとでした。
— LYKKENS KALOSKER 『幸福のうわおいぐつ』 青空文庫
瓦斯燈の水っぽい光が、ゴムのような滑らかな大きい葉の植木を照している。
— 宮本百合子 『石油の都バクーへ』 青空文庫
そしてついにマリアは、実は彼女の絵の教師が貰ったサロンの金牌を、彼女へおくられたものとして持って来るモウパッサンの愛の偽りに飾られて死ぬのだが、決して、マリアが自分の最後に面した現実はこんな水っぽい、甘いものではなかった。
— 宮本百合子 『マリア・バシュキルツェフの日記』 青空文庫
作例 · 標準
このスープは味が薄くて、なんだか水っぽいと感じた。
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新鮮な野菜なのに、茹ですぎたせいか少し水っぽい食感になってしまった。
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彼女の作ったカレーは、水を入れすぎたのか水っぽい仕上がりだった。
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標準
racy
作例 · 標準
彼の話はいつも水っぽくて、聞いているこっちが恥ずかしくなる。
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あの作家の小説は、時々水っぽい表現があり、賛否が分かれる。
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水っぽい内容のスキャンダル記事が、週刊誌のトップを飾った。
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