飾り馬
かざりうま
名詞
標準
文例 · 用例
わたしは金太郎の人形と飾り馬との二箱を風呂敷につつんで抱えていた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そのとき私のからだは無事であったが、抱えていた五月人形の箱は無論投げ出されて、金太郎も飾り馬もメチャメチャに毀れた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
私は金太郎の人形と飾り馬との二箱を風呂敷につつんで抱えていた。
— 岡本綺堂 『御堀端三題』 青空文庫
駕籠や吊臺ぢや面白くないから、古風に飾り馬にしようといふ話で――」 これ以上は何を訊ねても判りません。
— 結納の行方 『錢形平次捕物控』 青空文庫
駕籠や釣台じゃ面白くないから、古風に飾り馬にしようという話で――」 これ以上は何を訊ねても判りません。
— 結納の行方 『銭形平次捕物控』 青空文庫
周知の如く武鑑とは現代の紳士録の先駆的出版物であって、徳川一門から譜代外様の大名諸侯残らずその家の紋どころ、槍飾り馬標、領地江戸邸、各家の家族関係から重臣まで記載してある。
— 山本周五郎 『長屋天一坊』 青空文庫
――示威とひけらかしをこめた豪華なるべき祝宴はかくて開幕と同時に閉幕したが、翌日の輿入れは前代未聞の壮麗華奢を極め、先頭に飾り馬三頭、荷駄十頭、担ぎ荷十七|荷、供人六十余人、乗替えの輿は五つというむやみな仕組だった。
— 忍術千一夜 第一話 『艶妖記』 青空文庫
相応な農家で娘を嫁に遣る日、飾り馬の上に花嫁を乗せて置いて、ほんのすこしの時間|手間取っていたら、もう馬ばかりで娘はいなかった。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫