訳等
やくとう
名詞
標準
文例 · 用例
逸見君は産業労働調査所の仕事に没頭しているのですが、この方からは殆んど生活費が得られず、翻訳等によっているのですが、昨今の時世では仕事の片手間に生活費を得ることは中々困難にて非常に窮迫していますから、何卒よろしく御同情御配慮のほど願い上げます。
— 一九三一年九月二十一日 『岩波茂雄宛書簡』 青空文庫
ところで、年度内に出た書物は、「パンタグリュエル」であるが、それは氏の数年来続けてゐる仕事の後半部で、この機会に、前半「ガルガンチア」とを併せ、氏のラブレエの全訳等に対し、われわれは敬意を表すべきであるといふ意見に一致した。
— ――第一回世界文学賞―― 『選者の言葉』 青空文庫
文庫の編入すべき典籍の厳選はもちろん、編集、校訂、翻訳等、その道の権威者を煩わして最善をつくすことに人知れぬ苦心をしたのである。
— 岩波茂雄 『岩波文庫論』 青空文庫
お恥かしい次第であるが、ラテン語本文は参考にして、英訳仏訳等で読んで居る。
— 矢内原忠雄 『読書と著書』 青空文庫
由來雜誌新聞を精讀しない自分は、雜誌新聞の編輯者の爲めに最も調法な人の一人らしい本間氏の筆に成る文章――評論批評紹介飜譯等――を餘り拜見した事が無く、たまに拜見したのがあつても、全く拜見しなかつたと同じやうに、まるつきり忘れてしまつたのである。
— 向不見の強味 『貝殼追放』 青空文庫
その他、詩、詩人批評、飜譯等がある。
— 堀辰雄 『新人紹介』 青空文庫
英文和譯等に於いて少しも原文の意味、脈絡に留意することなく、唯所謂逐語譯を施して能事終れりとする傾向が多く見受けられる。
— 高田力 『ベーシック英語』 青空文庫