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準的

じゅんてき
名詞
1
標準
target
文例 · 用例
この夫婦のように、深く相愛して愛におぼれず、堅く相信じて信に甘えないというのは、アメリカ人の目にはよほど珍しく目新しい一大発見として映ずるかもしれないが、日本人には実は少しも珍しくもなんともない、むしろ規準的な夫婦関係のスタンダードであったのではないかという気がする。
寺田寅彦 映画雑感(※) 青空文庫
もっとも事実上はこの規準的関係の実現は存外困難であった。
寺田寅彦 映画雑感(※) 青空文庫
西洋人のは、室町末期に日本に来た宣教師の作ったもので、日本語について十分の観察をして当時の標準的音韻を葡萄牙式のローマ字綴で写したものであるから、信憑するに足り、且つ各音の性質も大概明らかであって、当時の音韻状態を知るべき絶好の資料である。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
(十二) サ行音ザ行音は室町末期の標準的発音では、sashisusheso、zajizujezoであって、現今の東京語と大体同じであるが「セ」「ゼ」の音だけが違っている。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
もっとも、室町時代でも、京都では、この両種の音が近くなってこれを混同するものもあったのであるが、これを区別するのが標準的発音であるとせられたのである(日本西部の方言では区別していた)。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
(五) クヮ(kwa)グヮ(gwa)は、カ・ガと混同する傾向が古くからあり、江戸初期の京都でも下層階級のものはカ・ガと発音したものがあったが、しかし標準的の音としては永く保たれた。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
かように分解してみると、東京あたりの標準的発音においては二十五ぐらいの音しかないのであります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
このジャーナリズムの一相と見らるる「事実の類型化」はある意味では確かにうそをつくことであるが、しかしまたよく考えてみると、これは具体的個別から抽象され一般化された規準的事実の記述だと解釈されないこともない。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
作例 · 標準
弓道場の隅には、初心者が練習に使うための準的が置かれていた。
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本番の的とは異なり、準的を使ってフォームの矯正を重点的に行う。
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彼は準的を射抜く感覚を頼りに、少しずつ距離を伸ばしていった。
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