肩を抱く
かたをだく
表現動詞-五段-カ行
標準
to hug someone around the shoulders
文例 · 用例
「は、唯今、」 と姿は見えぬ、二階へ返事をするようにして、硯を手に据え、急いで立つと、上衣を開いて、背後へ廻って、足駄|穿いたが対丈に、肩を抱くように着せかける。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
それで、京子の肩を抱くようにして自分の隣に京子の椅子を押しつけ、京子の首を自分の懐に掻き込むようにした。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
)画家 (肩を抱く)ウイスキーです――清涼剤に――一体、これはどうした事です。
— 泉鏡花 『山吹』 青空文庫
女の袖が肩を抱くと、さし寄せた頬にかかっておくれ毛が、ゆれて、靡いて、そこいらの、みの毛ばら毛、髢も一所に、あたりは真暗になりました。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
「元氣さうだなア、僕は一週間ほど前に戻つて來たンですよ」工藤は癖でする、眼をぱしぱしとまばたきさせながら、もんの肩を抱くやうにして歩いた。
— 林芙美子 『秋果』 青空文庫
工藤は一人者になつて、いま、もんの肩を抱くやうにして寄り添つて歩いてゐるけれど、もんは二人の間はいまもつて遠い距離があるやうに思へた。
— 林芙美子 『秋果』 青空文庫
乘つてゐるひとが可哀想、助けてあげられないかしら……」 鷄介は、窓にしがみついてゐる私の肩を抱くやうにして、「風邪をひくぢやないか。
— 林芙美子 『あひびき』 青空文庫
立ち止って、あいてる方の手で女の肩を抱くと、女は俺の胸に顔を埋めてくる。
— 豊島与志雄 『猫捨坂』 青空文庫
作例 · 標準
久しぶりに会った息子を、父親は愛情を込めて肩を抱いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
惜しくも敗れた選手を、監督は労うように肩を抱いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「よくやった!」と、コーチは優勝したキャプテンの肩を力強く抱いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite