彼方此方
あちこち異読 あちらこちら・あっちこっち・アチコチ
代名詞副詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #3555 · 青空 708 例
標準
here and there
文例 · 用例
夜が更けてもまだ十二時前であるから彼方此方、人のゆききがある。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
駅員が黒く、すら/\と、雨の雫の彼方此方。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
時に、廊下口から、扉の透間から、差覗いて、笑ふが如く、顰むが如く、ニタリ、ニガリと行つて、彼方此方に、ぬれ/\と青いのは紫陽花の面である。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
ただこれぎりなら夏らしくもないが、さて一種の濁った色の霞のようなものが、雲と雲との間をかき乱して、すべての空の模様を動揺、参差、任放、錯雑のありさまとなし、雲を劈く光線と雲より放つ陰翳とが彼方此方に交叉して、不羈奔逸の気がいずこともなく空中に微動している。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
いろいろの野菜が彼方此方に積んで並べてある。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
彼方此方と搜す中、漸とのことで大きな無花果の樹蔭に臥こんで居るのを見つけ出し、親父は恭々しく近寄つて丁寧にお辭儀をして言ふのには『實は今日お願があつてお邪魔に出ました。
— 国木田独歩 『怠惰屋の弟子入り』 青空文庫
或日自分は何時のように滑川の辺まで散歩して、さて砂山に登ると、思の外、北風が身に沁ので直ぐ麓に下て其処ら日あたりの可い所、身体を伸して楽に書の読めそうな所と四辺を見廻わしたが、思うようなところがないので、彼方此方と探し歩いた、すると一個所、面白い場所を発見けた。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
どこへ、と見当はちっとも着かず、ただ足にまかせて、彼方此方、同じ処を四五|度も、およそ二三里の路はもう歩行いた。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、彼方此方について考えています。
我が社の彼方此方戦略は重要です。
彼方此方の原理は複雑である。
彼方此方という言葉が頭から離れない。
標準
muddled
作例 · 標準
毎日、彼方此方について考えています。
我が社の彼方此方戦略は重要です。
彼方此方の原理は複雑である。
彼方此方という言葉が頭から離れない。