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花菱

はなびし
名詞
1
標準
flower-shaped family crest
文例 · 用例
直線から成る割菱模様が曲線化して花菱模様に変ずるとき、模様は「派手」にはなるが「いき」は跡形もなくなる。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
○三月、川村|花菱主宰にて有楽座に土曜劇場第一回試演を催す。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
あげ屋は花菱という家で、客は若い侍の七人連れであった。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
二 その次の夜にも、かの坂田という馴染み客が先立ちで、五人の侍が花菱に来た。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
坂田市之助も花菱へたびたび遊びに来た。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
過日の晩、半九郎は途中で源三郎に約束して、あしたはきっと兄を帰してやると言ったが、市之助は花菱に酔い潰れて帰らなかった。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
そうして、ひと晩は花菱に足をぬいてみたが、やはり一種の不安と憐れみとが彼を誘って、あくる日は花菱の座敷でお染の暗い顔と向かい合わせた。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
面白く騒げ、騒げ」 それは七日の宵で、きょうは朝から時雨れかかっている初冬の一日を、市之助は花菱の座敷で飲み明かしているのであった。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
作例 · 標準
着物の柄には、伝統的な花菱の文様が美しく織り込まれている。
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神社の家紋は、格式高い花菱のデザインが施されていた。
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彼女は、シックな花菱の帯を締めて、和服姿をより一層引き立てていた。
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