素問
そもん
名詞
標準
文例 · 用例
素問や霊枢でも読むような医者を捜してきめていたのではなく、近所に住んでいて呼ぶのに面倒のない医者にかかっていたのだから、ろくな薬は飲ませてもらうことが出来なかったのである。
— 森鴎外 『寒山拾得』 青空文庫
経書を海保漁村に、筆札を小島成斎に、『素問』を多紀安琢に受けしめ、機を看て蘭語を学ばしめるようにというのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
その五十五 抽斎の医学上の著述には、『素問識小』、『素問校異』、『霊枢講義』がある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
就中『素問』は抽斎の精を殫して研窮した所である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
海保漁村撰の墓誌に、抽斎が『説文』を引いて『素問』の陰陽結斜は結糾の訛なりと説いたことが載せてある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
抽斎は『礼』の「清明在躬、志気如神」の句と、『素問』の上古天真論の「恬※虚無、真気従之、精神内守、病安従来」の句とを誦して、修養して心身の康寧を致すことが出来るものと信じていた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
医書中で『素問』を愛して、身辺を離さなかったこともまた同じである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
成善は七歳で、始て矢の倉の多紀安琢の許に通って、『素問』の講義を聞いた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫