怙
怙
名詞
標準
文例 · 用例
二、万ず依怙の心なし。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
二、万ずに依怙の心あり。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
それでも、きざに、とりすまして、その三種類の外国煙草を、依怙贔屓なく、一本ずつ、順々に吸ってみる。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
」 歴史を有する城下町は、日本全国に無数と言つてよいくらゐにたくさんあるのに、どうして弘前の城下町の人たちは、あんなに依怙地にその封建性を自慢みたいにしてゐるのだらう。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
昔は東海道でも有名な宿場であったようですが、だんだん寂れて、町の古い住民だけが依怙地に伝統を誇り、寂れても派手な風習を失わず、謂わば、滅亡の民の、名誉ある懶惰に耽っている有様でありました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
そして、彼はとめられればとめられるほど、依怙地になった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
さてこそ、そこに依怙や毛嫌いの私情が入り込む隙間があるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
結局は、やればやり得る学位を、無用な狐疑や第二義的な些末な考査からやり惜しみをするということが、こういう不祥事やあらゆる依怙沙汰の原因になるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫