空気孔
くうきこう
名詞
標準
air pocket
文例 · 用例
空気孔は太い鉄管になっていて、帆村の身体を楽に呑みこんだ。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
危機一髪 帆村が空気孔から見下ろしているとも知らず、突然下の部屋に現われたのは、例の密偵団の覆面をした二人の怪人物だった。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
その鏡の底には、丁度真上にあたる帆村の隠れている空気孔の鉄格子がハッキリうつっていた。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
不思議なる空気孔の発見。
— 江見水蔭 『月世界跋渉記』 青空文庫
何にしてもこれだけ大きな空気孔があれば、余程長い間吾々は呼吸には困難しないから、この間に緩々探検もしたり、飛行器の修繕も出来るというものだ。
— 江見水蔭 『月世界跋渉記』 青空文庫
空気は前に空気孔を発見したので、二月間は支える事を得るが食料は一月足らずしか貯蓄がないのだから、どうしてもそれまでにはこの飛行器を修繕しなければならないのだ。
— 江見水蔭 『月世界跋渉記』 青空文庫
もう空気などありたけ吸う気であの空気孔で大に胸襟を開いて飲もう。
— 江見水蔭 『月世界跋渉記』 青空文庫
これでよろしまっしゃろか」「うん、まあその辺やな」「あとは、明いとるところ云うたら、天井にある空気|孔だすが、あれはどないしまひょうか」「あああの空気孔か」と、総一郎は白い天井の隅に、一升|桝ぐらいの四角な穴が明いている空気抜きを見上げた。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫