滅智
滅智
名詞
標準
文例 · 用例
仏教では、この方法を「灰身滅智の空寂」(肉体も精神も罪悪の基として否定する教えすなわち小乗仏教)と言って、肉体も精神もみな罪悪の基として否定するやり方で、本当の仏教(大乗仏教)からは、これを低級な仏教すなわち小乗仏教として嫌います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
道衍は僧たりと雖も、灰心滅智の羅漢にあらずして、却って是れ好謀善算の人なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
彼らはただ仏の説法の声を聞き、煩悩を断じて涅槃に入らんとするもので、灰身滅智を結局の目的としている。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
縁覚・声聞ともに自利のみを行じて、灰身滅智を終局の本懐とする者であるから、無上道を求めて仏果を冀うの菩薩の徒からみれば、自然にその下位に置かれてある。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫