心の臓
しんのぞう
表現名詞
標準
heart
文例 · 用例
」「わたくしはあの陰気な中庭に入り込んで、生れてから初めて、拳銃と云うものを打って見ました時、自分が死ぬる覚悟で致しまして、それと同時に自分の狙っている的は、即ち自分の心の臓だと云う事が分かりました。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
この心の臓は、もとは夫や子供の側で、セコンドのように打っていて、時を過ごして来たものでございます。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
こんなになった心の臓を、どうして元の場所へ持って行かれましょう。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
あなたの心の臓はわたくしの胸には嵌まりますまい。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
」「どうぞわたくしの心の臓をお労わりなすって下さいまし。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
豚は丘のごとく、をつがえてこれを射れば、矢は見事に虱の心の臓を貫いて、しかも虱を繋いだ毛さえ断れぬ。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
千代 人の心の臓の中に居るのぢや。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
四十年九月 真昼日は真昼――野づかさの、寂寥の心の臓にか、ただひとつ声もなく照りかへす硝子の破片。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
突然の悲報に、心の臓が締め付けられるようだった。
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彼女の歌声は、人々の心の臓に直接響いた。
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秘密を打ち明けられ、私の心の臓は激しく鼓動した。
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