憂国慨世
ゆうこくがいせい
名詞
標準
worrying about the conditions of the country out of sheer patriotism
文例 · 用例
その主なるものは、毒婦とか色魔とか悪党とか又は横着政治家(政治家でいて横着でないものはあまりありますまいが、ここでは仮りに正真正銘の憂国慨世の士と対照してかく名付けたのであります)とか名づけられる種類であります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
この声は、往時、自称革命家の悲憤慷慨に用ひられ、「憂国慨世の声」と響いたのであるが、その声がややわれわれの耳から遠のいた今日、再び、これに代る声が必要となりつつあるやうである。
— 岸田國士 『「語られる言葉」の美』 青空文庫
悲憤慷慨と云ひ、憂国慨世と云ひ、いづれも、この種の「憂欝」の露はな表情であります。
— ――力としての文化 第五話 『青年の夢と憂欝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は憂国慨世の念に駆られ、社会の不正を告発し続けた。
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彼の詩からは、当時の乱れた世情に対する憂国慨世の心が読み取れる。
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多くの知識人が、憂国慨世の思いから国の行く末を案じていた。
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