明媚
めいび
形容動詞名詞頻度ランク #40596 · 青空 96 例
標準
picturesque (scenery)
文例 · 用例
男体山麓の噴火口は明媚幽邃の中禅寺湖と変わっているがこの大噴火口はいつしか五穀実る数千町歩の田園とかわって村落幾個の樹林や麦畑が今しも斜陽静かに輝いている。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
こういうものに比べて見たときに、このいわゆる「油絵」の温雅で明媚な色彩はたしかに驚くべき発見であり啓示でなければならなかった。
— 寺田寅彦 『青衣童女像』 青空文庫
関西の豊麗、瀬戸内海の明媚は、人から聞いて一応はあこがれてもみるのだが、なぜだか直ぐに行く気はしない。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
先ず自然について考えれば、一般に人々は、青い海や松原があるところの、風光|明媚の景を詩だと言う。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
陽は殆ど椰子林に没して、酔い痴れた昼の灼熱から醒め際の冷水のような澄みかかるものを湛えた南洋特有の明媚な黄昏の気配いが、あたりを籠めて来た。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
相州の三浦三崎は三浦半島の尖端に在つて、遥かに房州の館山をのぞみ、両々相対して、而も貴重なる東京湾口を扼してゐる、風光明媚の一漁村である。
— 北原白秋 『雲母集』 青空文庫
そして所々で陸を行く男たちと海の一行とが合流して名所の見物をしながら来たのであるが、どこよりも風景の明媚な須磨の浦に源氏の大将が隠栖していられるということを聞いて、若いお洒落な年ごろの娘たちは、だれも見ぬ船の中にいながら身なりを気に病んだりした。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
おのずから風景の明媚な土地に、林泉の美が巧みに加えられた庭が座敷の周囲にあった。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
窓からは、富士山の明媚な景色が一望できた。
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観光客は、その地方の明媚な自然に感動していた。
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晴れた日には、湖畔の明媚さが一層際立つ。
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