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渡満

とまん
名詞動詞-サ変
1
標準
going to Manchuria
文例 · 用例
間もなく砂金採掘の用意をして渡満した父は、哈爾賓の市外で、露人に誘拐されて満洲里に連れて行かれる途中、列車の中で射殺されて鉄橋の下に投棄てられていたという事実が報道されている。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
竹松は近く渡満する開拓団に加つて、武三を連れて行くというのであつた。
伊藤永之介 押しかけ女房 青空文庫
それだけのことで、あんな遠方に行つてどうすると、竹松の兄弟たちがいくら渡満を思いとまらせようとかかつても、まるで歯が立たなかつた。
伊藤永之介 押しかけ女房 青空文庫
どうせ大勢の団員のなかに挾まつて行くのだから、武三は置いて行つてもよかろうと言つたが、今度は武三自身が渡満の夢で夢中になつていて、源治の言うことなど全然相手にしなかつた。
伊藤永之介 押しかけ女房 青空文庫
」「わたしは、甲種の籤脱れでなあ」 その男の話で、旧親方の浜尾市造が、一儲け企らんで、軍夫長で渡満し、奉天戦のとき、流弾にあたって、戦死した消息を聞かされた。
火野葦平 花と龍 青空文庫
三次が、「旦那T「神信心って奴もやって見るとまんざら悪かァ御座んせんね」 と言って「急ぎやすから御免なせえ」と其の儘スタスタと去る。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
とまんざらお世辞でもないやうな、低いしんみりした口調でおつしやいました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
とまんざら嘘でもないように低く呻いた。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
作例 · 標準
祖父は若い頃、夢を抱いて渡満したのだという。
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当時の記録には、渡満する人々の期待と不安が綴られている。
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渡満した家族からの手紙を、故郷の母は何度も読み返した。
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