不埒千万
ふらちせんばん
名詞形容動詞
標準
very insolent
文例 · 用例
そんなに動いているものを動かぬなどと教えるのは不埒千万だと御咎めになる方があれば、それには次のような弁解をしなければならぬ。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
が、不埒千万、人生五十年過ぎてもまだ滞納とは怪しからぬものだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
「じたばたしたら、殴き殺すのだから、奴さん、動かれないのだ」「そうか、そうだろう、ふざけたことをしやがってるから、だいち、その婆あがいけねえ、いい年をして、聞きゃ出入だと云うじゃねえか、大恩を忘れやがって、馬の脚なんかをとり持つなんて、不埒千万だ」 岡本は室の中のむせむせするのが厭だった。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
かく不埒千万な野干も七日不食十善を念じ兜率天に生まれたと『未曾有経』に出づ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
「不埒千万な不敬者め!
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
それには判事が犬主を喚んで、回教の信弟子に限った葬礼を不浄極まる犬に施すは不埒千万だ、七睡人の犬もオザイルの驢もかつてかかる栄遇を享けたと聞かぬと叱ると、犬主死犬の睿智を称揚して判事に犬が二百アスペルを遺産したと申す。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
朝から酒とは、どうも不埒千万、けしからんじゃないか」「はっはっはっ。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
仏様に恋れるとは、何たる不埒千万なる女ぞやと。
— 大町桂月 『鎌倉大仏論』 青空文庫
作例 · 標準
主君の恩を忘れ、敵国に内通して寝返るとは不埒千万な振る舞いであり、即刻成敗すべきだ。
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会社の機密情報をライバル企業に売り渡そうとしていた彼の行為は、経営陣から不埒千万だと断罪された。
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歴史ある寺院の境内で落書きをするなど、言語道断かつ不埒千万な悪戯に住職は頭を抱えていた。
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