居回る
いまわる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to sit in a circle
文例 · 用例
雑貨店の内儀に緒を見せて貰いながら、母は、「藤よ、そんなに店の物をいらいまわるな。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
御主人は、ジャンパーなど召して、何やらいさましい恰好で玄関に出て来られたが、いままで縁の下に蓆を敷いて居られたのだそうで、「どうも、縁の下を這いまわるのは敵前上陸に劣らぬ苦しみです。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
たまには、四五匹の青大将が畳のうえを這いまわる。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
ガラスがあるから」 と言いましたが、虻はもう夢中になって、「どこですか、どこですか」 と狂いまわるばかりです。
— 夢野久作 『虻のおれい』 青空文庫
ひる少しすぎたころ、だしぬけに黒雲が東北の空の隅からむくむくあらわれ二三度またたいているうちにもうはや三島は薄暗くなってしまい、水気をふくんだ重たい風が地を這いまわるとそれが合図とみえて大粒の水滴が天からぽたぽたこぼれ落ち、やがてこらえかねたかひと思いに大雨となった。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
ソコニハ自然の約束があるから即ち一定の有様をなして、左り巻なら左り巻、右巻ならば右巻でちゃんと螺旋をなして這いまわるのだ。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
そうすると不思議にも、今まで恐怖という事を知らなかった名探偵が、極度にその極悪犯人を恐れるらしく、秘術を尽して逃げ惑うのを、犯人が又、それ以上の秘術を尽して逐いまわる。
— 夢野久作 『書けない探偵小説』 青空文庫
フットライトの中に浮き出してあでやかに笑いまわる舞姫の鼻の表現のわびしさは、絶対に拭い除ける事の出来ないものでしょうか。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは、おもちゃを取り囲んで楽しそうに居回っていた。
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村人たちは、焚き火を囲んで物語を語り合いながら居回った。
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会議の参加者は、円卓を囲んで意見交換のために居回った。
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