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超出

ちょうしゅつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
所觀の相と能感の情と互に相出入して、兩者の上に超出せるものゝ成就したる詩を戲曲といふ。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
事實は行爲するものとして意識のうちに閉ぢ込められてゐるのでなく、意識を超出して自己を存在に於て客觀化する。
三木清 歴史哲學 青空文庫
かくの如き事實の意識超出の方面に留意されることがまた甚だ必要である。
三木清 歴史哲學 青空文庫
一般的に云へば、事實は意識を超出して存在となる。
三木清 歴史哲學 青空文庫
我々がいかに縦横に思想を馳せるとも、根本的直覚を超出することはできぬ、思想はこの上に成立するのである。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
自然、この犬には、主人の墓側で食を断って死ぬという古えの忠犬に超出した高尚のふうが見える。
白骨の巻 大菩薩峠 青空文庫
好きといったところで、高尚な音楽を味わうほどの教養はなし、また特に教養以上に超出する天才でもなし、ただ、横好きというだけで、見よう見まねに音楽をやることが、まずこの男の唯一の趣味でもあり、生活の慰安でもあったでしょう。
恐山の巻 大菩薩峠 青空文庫
その一は、吾人が外界に対し耳目の感覚をもって満足せずして、現象以上に超出せんとする理想的欲望である。
井上円了 迷信と宗教 青空文庫