別懇
べっこん
形容動詞名詞
標準
intimacy
文例 · 用例
手前、清水の次郎長、御見知り置かれて幾久しく御別懇に願います」 「ああお前さんか、次郎長と云うのは?
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
そして強い信仰も手伝ったのだが遠い親類筋である、別懇な寺院へ住みこんでしまった。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
誰も誰も一見して直ちに館の飼犬だということを知って、これを従えた者は、知事の君と別懇の者であるということを示す、活きた手形のようなジャムの奴が、連れて出た己を棄てて、滝太郎の後から尾を振りながら、ちょろちょろと入ったのであった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
こは高田駄平とて、横浜に住める高利貸にて、得三とは同気相集る別懇の間柄なれば、非義非道をもって有名く、人の活血を火吸器と渾名のある男なり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
「まあまあそう一概におっしゃらずに、別懇の間に免じて。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
「別懇も昨今もあるものか。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
――」 門内の群集を分けて車上の照子は、老婆の死骸に面を背けつ、それより深川家の式台まで矢を射るごとく乗附けて、かねて別懇のなかといい、殊に心の急きたれば、案内も謂わで夫人の居間。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
客筋と云うのではない、松坂の富豪池川とは、近い血筋ほどに別懇な親類|交際。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
作例 · 標準
彼は社長と別懇の間柄なので、社内の事情に非常に詳しい。
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幼なじみの彼とは、家族ぐるみの別懇な付き合いをしている。
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別懇な友人として、彼の再起を心から応援している。
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