小倉百人一首
おぐらひゃくにんいっしゅ
名詞
標準
Ogura Hyakunin Isshu
文例 · 用例
その次には小倉百人一首を一首宛思い出してはそれの意味を考える。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
大江の家は大江|音人以来、儒道文学の大宗として、音人の子玉淵、千里、春潭、千古、皆詩歌を善くし、千里は和歌をも善くし、小倉百人一首で人の知っているものである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
小倉百人一首に載っている、赤染右衛門、やすらはで寝なましものを小夜ふけて傾くまでの月をみしかな、は実に好い歌であるが、あれも右衛門自身の情から出た歌では無くて、人に代って其時の情状を写実に詠んだものである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
死んだ阿母が大事にしていた、絵も、歌の文字も、対の歌留多が別にあってね、極彩色の口絵の八九枚入った、綺麗な本の小倉百人一首というのが一冊あった。
— 泉鏡花 『縁結び』 青空文庫
小倉百人一首にある有名な歌です。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
して見れば百人一首中の約四分の一を占め、從來の小倉百人一首に萬葉歌人のものとして入つてゐる和歌の數首に過ぎないのに比して、非常なる相違と謂はねばならない。
— 齋藤茂吉 『愛國百人一首に關聯して』 青空文庫
○あしひきの山鳥の尾の垂り尾の長き長夜を一人かも宿む 〔巻十一・二八〇二〕 作者不詳 この歌は、「念へども念ひもかねつあしひきの山鳥の尾の永きこの夜を」(巻十一・二八〇二)の別伝として載っているが、拾遺集恋に人麿作として載り小倉百人一首にも選ばれたから、此処に選んで置いた。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
カルタといふのは小倉百人一首のことで、正月やるあの遊びで、これを一年半も毎日々々学校を休んで夢中で練習してゐたのだから全く話にならない。
— 坂口安吾 『石の思ひ』 青空文庫
作例 · 標準
例句