木下闇
こしたやみ
名詞
標準
dark under the trees
文例 · 用例
木下闇、その横径の中途に、空屋かと思う、廂の朽ちた、誰も居ない店がある…… 四 鎖してはないものの、奥に人が居て住むかさえ疑わしい。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
私は勇気をふるって、鳶色の木下闇で彼女を抱き寄せた。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
山續きに石段高く、木下闇苔蒸したる岡の上に御堂あり、觀世音おはします、寺の名を觀藏院といふ。
— 泉鏡花 『逗子だより』 青空文庫
木下闇、其の横径の中途に、空屋かと思ふ、廂の朽ちた、誰も居ない店がある…… 四 鎖してはないものの、奥に人が居て住むかさへ疑はしい。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
M、S君が暗い木下闇の向ふから其の姿を現はした。
— 徳田秋聲 『歯痛』 青空文庫
梟 シャルル・ボドレエル黒葉水松の木下闇に並んでとまる梟は昔の神をいきうつし、赤眼むきだし思案顔。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
梟 シャルル・ボドレエル 黒葉水松の木下闇に 並んでとまる梟は 昔の神をいきうつし、 赤眼むきだし思案顔。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
梟黒葉水松の木下闇に並んでとまる梟は昔の神をいきうつし、赤眼むきだし思案顏。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
夏の昼下がり、木下闇のひんやりとした空気の中で一休みする。
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「外はあんなに暑いのに、この木下闇に入ると嘘みたいに涼しいね。」
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鬱蒼と茂る森の木下闇には、まだ朝露が残っていた。
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