鬚鯨
ひげくじら異読 ヒゲクジラ
名詞
標準
baleen whale
文例 · 用例
白長鬚鯨の大きいのになると、一頭で二万五千円にもなります」 というのだ。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
それから次第に鯨の身の上話になって、一番大きく育つ鯨は白長鬚の百十尺、次が長鬚鯨の八十尺、抹香鯨六十五尺、鰮鯨、座頭鯨、背美鯨は五十尺余、最も小さい槌鯨とゴンドウ鯨でも三十尺以上になるというのだ。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
人間が一日に一貫ずつ鯨ばかり食っているとしても、到底人間一生の間には一頭の白長鬚鯨を食い尽くせるものではない計算になる。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
――だが、百尺にも近い白長鬚鯨の巨体に、一発ドンと銛を命中したときの気持は、快絶といおうか、壮絶というか、ほんとうに捕鯨業の冥利をしみじみ感ずる――その話のさい中 見えたっ!
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
鯨には抹香鯨、槌鯨、つばな鯨、白鯨、ごんどう鯨、白長鬚鯨、長鬚鯨、鰮鯨、座頭鯨、背美鯨、北極鯨、小形鰮鯨など大分変わった種類があり、すなめり、いるか、さかまたなどがその親戚になっている。
— 佐藤垢石 『海豚と河豚』 青空文庫
このうち白長鬚鯨と長鬚鯨、抹香鯨が上等で、中でも白長鬚鯨が一番金めになる。
— 佐藤垢石 『海豚と河豚』 青空文庫
大きな白長鬚鯨一頭で、まず値打ちが二万五千円から三万円というところだろう。
— 佐藤垢石 『海豚と河豚』 青空文庫