去夏
きょか
名詞
標準
文例 · 用例
「去夏狂言評好く拙作の所作事勤候處、先づ勤めてのき候故、去顏見せには三座より抱へに參候|仕合故、まづ役者にはなりすまし申候。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
春去夏来新樹辺、緑陰深処此留連、尋常性癖耽閑談、不愛黄鶯聞杜鵑 その時一人の旅人が――武者修行風の若い武士が、麓の方からやって来た。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
余が去夏松葉の露の歌十首をものしたるは古人の見つけざりし場所、あるいは見つけても歌化せざりし場所を見つけ得たる者として誇りしなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
去夏の中央委員会総会のあとの見ものから印象づけられた自分のありかたが正しかった。
— 一九四七年(昭和二十二年) 『日記』 青空文庫
續而去夏墨夷赤狄東西に滯船し、志士哈嗹島、無人島、八丈島之事必を論ずるの策問之有。
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫