あちき
あちき
代名詞
標準
I
文例 · 用例
」「あのお嬢さんを、奥勤めさせるなど――何うして、あちきのところへ、あずけないかしら?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
あちきの好きな小太郎を」 富士春は、脣をなめて「そりゃ、いい男だからねえ――鼻べちゃ、お酌」「そう飲んではいかん」「だ、誰の、お鳥目で買ったお酒だい。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
……あちきは、もう、どう疑われてもしようがないと、覚悟をきめていましたのに」 藤波は、額に癇の筋を立て、「おいおい、仙波、つまらない智慧をつけて言い逃そうとしたって駄目なこった。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
むかしから後ひきで、飲み出すと、つぶれるまで飲むほうだから、あちきは、またいつもの伝だと思いまして、……どう、おしだえ、千賀春さん、見りゃア、まだ四本、こんなこってつぶれるとはむかしのようでもないじゃないか。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
……こんなところを見られたら、どう言いはってもあちきが殺したと思われましょう。
— 三人目 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
あちきが若女形の巻頭にのぼり、『お染』や『無間の鐘』を勤めておりました頃の手紙……」 源内先生は驚いて、「路考さん、それは本当か」「なんであちきが嘘など申しましょう。
— 萩寺の女 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
そんなご身分の方が、あちきのような未熟な者をこれほどまでにと思いますと、嬉しさかたじけなさが身に浸みまして、あちきもとり逆上たようになり、使いや文で、せっせとお誘いいたしたのですが、どうしたものか、お出ではおろか、お返しの文もございませぬ。
— 萩寺の女 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
その頃、殺手姫さまは、金杉稲荷のある、小石川の玄性寺わきのお屋敷に住んでいられましたが、今もうし上げたようなわけなので、あちきもたまりかね、玄性寺の塀越しになりと、ひと目お姿を見たく思い、その時差上げたのが先刻の手紙。
— 萩寺の女 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
あちきについて考えてみました。
あちきの意味を理解しました。
日常生活であちきが使われています。
あちきに関する知識を深めました。