奇なる
きなる
連体詞
標準
odd
文例 · 用例
奇なる哉、字の色分明にして紫なり。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
「ようよう、」とまた後の方で、雀海中に入った時のごとき、奇なる音声を発する者あり。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
素百餘を陳ね、瑪瑙の酒盞、水晶の鉢、瑠璃の椀、琥珀の皿、いづれも工の奇なる中國未だ嘗てこれあらず、皆西域より齎す處。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
奇なる哉、更に一時間いくらと言ふ……三保の天女の羽衣ならねど、身にお寶のかゝる其の姉さんが、世話になつた禮かた/″\、親類へ用たしもしたいから、お差支へなくば御一所に、――お差支へ?
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
その行ないすでに奇にして、その心また奇なりといえども、いまだこの言の奇なるには如かず、と馭者は思えり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
嗚呼、何ぞ其の奇なるや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
嗚呼、運命|遭逢、又何ぞ奇なるや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
紅篋の度牒、袈裟、剃刀、噫又何ぞ奇なるや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
作例 · 標準
夜中に奇なる物音がして、思わず身構えた。
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彼の奇なる言動に、周りの人々は困惑した。
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これは実に奇なる偶然だ。
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