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箏の琴

そうのこと
名詞
1
標準
koto
文例 · 用例
斉名が文は、月の冴えたる良き夜に、やや古りたる檜皮葺の家の御簾ところどころはずれたる中に女の箏の琴弾きすましたるように聞ゆ、と申した。
幸田露伴 連環記 青空文庫
十三|絃の箏の琴の役をこの日は勤めたのである。
花宴 源氏物語 青空文庫
少しくらゐ鳴らしても差支あるまいといふので、時には爪音を低くして登子と二人で箏の琴を彈いたりなどした。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
院は、「箏の琴は絃がゆるむわけではないが、他の楽器と合わせる時に琴柱の場所が動きやすいものなのだから、初めからその心得でいなければならないが、女の力では十分締めることがむずかしいであろうから、やはりこれは大将に頼まなければなるまい。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
御簾の下のほうから箏の琴のさきのほうを少しお出しになって、院が、「失礼だがこの絃の締まりぐあいをよく見て調音をしてほしい。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
むろん普通の拍子には合わないものになっているのですよ」 そのあとで、「箏の琴をお弾きなさい」 と姫君の居間のほうへ言っておやりになったが、「何も知らずに弾いていたのを、聞かれただけでも恥ずかしいのに、公然とまずいものをお聞かせできるものでない」 女王は二人とも弾くのを肯じない。
橋姫 源氏物語 青空文庫
なるほど鰹節のように黒く幅のやや細い箏の琴が持ち出されると、膝に乗せて愛撫した。
長谷川時雨 江木欣々女史 青空文庫
机竜之助はあちらを向いて短笛を弄ぶと、それと六枚折りの屏風一重を隔てたこちらで、お銀様が箏の琴を調べます。
小名路の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
正月の風情を感じさせるため、会場のBGMに箏の琴の音色を流した。
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祖母は若い頃から箏の琴を嗜んでおり、その手つきは今でも鮮やかだ。
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箏の琴の弦を弾くたびに、繊細で奥深い和の響きが部屋に広がった。
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