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流寓

りゅうぐう
名詞動詞-サ変
1
標準
living a roaming life
文例 · 用例
その読本にあったことで今でも覚えているのは、あひるの卵をかえした牝鶏が、その養い子のひよっこの「水におぼれんことを恐れて」鳴き立てる話と、他郷に流寓して故郷に帰って見ると家がすっかり焼けて灰ばかりになっていた話ぐらいなものである。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
元来奈良の東大寺、興福寺等の大寺では、自ら僧兵を置いて自衛手段を講じて居たので、流寓の公卿を養う事が出来た。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
少時足藝師の子分と成り、外遊中病で置去られ、阿弗利加沿岸の地諸所多く流寓、十七年の間、或は金剛石坑に働き、又ペンキ塗などを業とせし由、ズールーの戰爭に英軍に從ひ出で、賞牌三つ計り受用す。
南方熊楠 秘魯國に漂著せる日本人 青空文庫
ハクストハウセン(上に引いた書)がペルシアの俗談と書いたは、支那の伏羲|流寓て、ある富んだ婦人に宿を求めると、卑蔑で断わられた。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
いろ/\な人の世話になり、いろ/\な仕事にも關係して、江戸の市中に流寓してゐたらしいのもこの時代である。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
弘化四年四月三十一日(卅日の誤か)藩籍を脱して(この時年卅六、七)四方に流寓し後|遂に上道郡|大多羅村の路傍に倒死せり。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
津下君は私に面会してから、間もなく大学を去つて、所々に流寓した。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
それで、非風氏もなるべく努力して一家を立てて、函館の新聞記者なども勤めることになったが、早くより肺病に罹っていたので、後には細君の実家近くの京都辺りへも流寓して、終に病死した。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
作例 · 標準
彼は若い頃、特定の住居を持たず各地を流寓して暮らしていた。
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戦乱の時代、多くの文人が都を離れて流寓の生活を送った。
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その詩人の作品には、長年にわたる流寓の経験が色濃く反映されている。
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