諸司
しょし
名詞
標準
文例 · 用例
祠の左右の廡下に並んだ諸司にはそれぞれ燈火が点いて、参詣の人びとはその前へ跪いて思い思いに祈願をこめていた。
— 田中貢太郎 『富貴発跡司志』 青空文庫
しかし、諸司諸職に関係のないものはないくらいだから、きわめて権威がある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
諸司諸役ことごとく更替して、大老の家の子郎党ともいうべき人たちで占められている。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
第十一 一門の采邑、六十餘州の半を越え、公卿・殿上人三十餘人、諸司衞府を合せて門下郎黨の大官榮職を恣にするもの其の數を知らず、げに平家の世は今を盛りとぞ見えにける。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
聖武天皇即位六年の後、五位以上、諸司の長官を内裏に集めて、光明皇后|冊立を勅せられたが、他に何人かの意志があつたにしても、最も多く聖武天皇の意志であつたに相違ない。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
聖武天皇即位六年の後、五位以上、諸司の長官を内裏に集めて、光明皇后冊立を勅せられたが、他に何人かの意志があったにしても、最も多く聖武天皇の意志であったに相違ない。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
そしてこれを時にトモノミヤツコと呼んだことは、「令集解」穴説に、「諸司伴部等皆直ちに友造と称す」と云い、朱の説に、「伴部は諸司の友之御造なり」と云い、また泥部をハセツカベのトモノミヤツコと云っていたので知られる。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
=光孝帝ノ世代、貞観殿ノ南ニ、少女ノ死髪ヲ見出デ、諸司釈典ヲシテ、三十日ノ祓ヲス。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫