碁盤の目
ごばんのめ
表現名詞
標準
intersection on a go board
文例 · 用例
碁盤の目ほどに窓の多いデパートメント、タンクを伏せたように重っ苦しい大屋根、長方形の箱を、手品師の手際で累積したようなアメリカ式鉄筋コンクリートの高層築造物は、垂直の圧力を通行人の頭上に加えて虚空の「通せん坊」をしあっている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
碁盤縞が市松模様となるのは碁盤の目が二種の異なった色彩によって交互に充填されるからである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
川と謂ツても、小川であツたが、自分の生れた村は、背戸と謂はず、横手と謂はず、縱に横に幾筋となく小川が流れてゐて、恰ど碁盤の目のやうになツてゐた。
— 三島霜川 『水郷』 青空文庫
暖簾をくぐって、碁盤の目の畳に腰掛け、めおとぜんざいを注文すると、平べったいお椀にいれたぜんざいを一人に二杯もって来る。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
灰色の瓦を漆喰で塗り込んで、碁盤の目のようにした壁の所々に、腕の太さの木を竪に並べて嵌めた窓の明いている、藤堂屋敷の門長屋が寄宿舎になっていて、学生はその中で、ちと気の毒な申分だが、野獣のような生活をしていた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
ここは、道が碁盤の目のように細かく分れているので、新吉はこの町角を右へ折れ、次の町角を左へ折れ、第三の町角を右へ折れ……など実に忙しい想いをしなければならない。
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
碁盤の目の敷畳に腰をかけ、スウスウと高い音を立てて啜りながら柳吉は言った。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
それは京の町が昔から言はれてゐるやうに、碁盤の目のやうに南北東西に眞直に通つてゐるから、東西北の三方には實に近く山の姿が見られる。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
作例 · 標準
「碁盤の目の交点に、慎重に黒石を置いた。」
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「星と呼ばれる碁盤の目の位置は、序盤の布石において重要だ。」
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「一つひとつの碁盤の目を追っていくと、対局者の思考が見えてくる。」
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標準
grid layout (e.g. of streets)
作例 · 標準
「京都の街並みは碁盤の目のように整然としており、道に迷いにくい。」
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「札幌の中心部は碁盤の目の区割りになっていて、住所が分かりやすい。」
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「空から見下ろすと、新興住宅地がきれいな碁盤の目状に広がっている。」
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