烏木
うぼく
名詞
標準
ebony
文例 · 用例
烏木の光ある髮は、美しく凸なる額を圍めり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
今夜はもうぼくどうしても探そうとおもって羊飼のミーロと二人で出て来たんだ。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
――この女は、死ぬんじゃありませんか、というぼくの言葉を純粋に彼女の自殺を心配した上での真実の疑問だと思うだろうか。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
そうぼくは思ったのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
と、彼女はもうぼくの直ぐ眼の前まで来ていて、ぼくが頭を下げると、彼女の方から、「もうお身体は大丈夫ですか」と声をかけた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
彼が友達になってくれとか、尊敬するとか言ったのはそれをきくためだったのだ、そう言えば、昨日彼がぼくに親切にしたり媚びる様な態度を見せたりしたのもこのことの予備行動ではなかろうか、そうぼくは思ったのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
そういうぼくの態度を明日子はどう思ったのであろうか、あるいはそういう態度を見て、自分が嫌われていると思い、そのために一層ぼくに心を惹かれたのであろうか、ぼくが照れてしまうほどいそいそとぼくの機嫌をとり、ぼくに意味あり気な秋波を送っている様に見えた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
しかし、このいやな気持は明日子を嫌悪するというよりも、その時明日子をそういう風に思わねばならぬことが又もやぼくが轡川の言を正しいとしなければならぬことになるので、そういうぼくの計算の間違いを認めることがいやだったのである。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
作例 · 標準
例句