幻辞.com

淫楽

いんらく
名詞
1
標準
carnal pleasure
文例 · 用例
毒ふかき邪欲の谷に淫楽の蝮まとふ、はたや身は痺れとろけて断ちがたきほだしに悩む。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
しかるに彼はこの志士が血の涙の金を私費して淫楽に耽り、公道正義を無視して、一遊妓の甘心を買う、何たる烏滸の白徒ぞ。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
二人は、はた目には酸鼻だとさえ思わせるような肉欲の腐敗の末遠く、互いに淫楽の実を互い互いから奪い合いながらずるずると壊れこんで行くのだった。
有島武郎 或る女 青空文庫
右門の出馬するにいたったこの少年|誘拐事件の発端が、すなわちその故障に基因していたのですが、すでに知らるるとおり、あれなる青まゆの女は、生まれが葉茶屋の多情者でしたから、お家の断絶後における淫楽の自由を得んために、じゃまな嫡子はもとの忠僕であったあの質屋、すなわち三河屋へくれてしまったのでした。
青眉の女 右門捕物帖 青空文庫
そのわけは、手口が同じと思われること、及び同一場所を利用するのは犯人の常道であること(その自信は犯罪淫楽性による)、別の犯人による犯罪現場の暗合は殆んど生ぜざるものであることによる。
海野十三 探偵小説と犯罪事件 青空文庫
「今この国の政治を執っている殷の紂王は妲己という妖女にたぶらかされて、夜も昼も淫楽にふける。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
何と貧しい淫楽の巷であろう!
海のモザイク 踊る地平線 青空文庫
そうして尚その上に――鮮人朴友石は一種のコカイン中毒から来た殺人淫楽者で、色々な巧妙な手段を以て不思議の殺人を行い、今日迄度々警察を悩まして来た白徒で、殊に異性の私を殺し得る機会を得ようと兼ねてから付け狙っていた恐るべき変態恋愛の半狂人である。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
作例 · 標準
彼は先祖から受け継いだ莫大な財産を、夜な夜な繰り広げられる淫楽の宴に費やした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「ひどいもんだ、あんな淫楽の限りを尽くした隠れ家がまだ実在するなんて」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
都会の喧騒から隔絶されたその館では、選ばれた者たちだけが淫楽にふけっていたという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview