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草摘み

くさつみ
名詞
1
標準
picking herbs and wildflowers (esp. early spring)
文例 · 用例
……其の後、つくし、餅草摘みに、私たち玉川へ行つた時、真似して、土を、麹一枚ばかりと、折詰を包んだ風呂敷を一度ふるつては見たものの、土手にも畦にも河原にも、すく/\と皆気味の悪い小さな穴がある。
泉鏡花 玉川の草 青空文庫
彼ほどのことはなかつたが彼女等も寝る時以外には靴をぬくこともなく、草摘みなどから帰つて来ると炉傍で喧がしい食事を済せて、泥のついた上着だけを脱ぎすてると其儘毛布にくるまつて釣床に眠ることが多かつた。
牧野信一 山を越えて 青空文庫
一二 草摘みに父さんの幼少な時分には、お錢といふものを持たせられませんでしたから、それが癖になつて、お錢は子供の持つものでないと思つて居ましたし、巾着からお錢を出して自分の好きなものを買ふことも知りませんでした。
島崎藤村 ふるさと 青空文庫
……まア草摘みにでも出た子供が見つけるというような寸法でしょうな」というのであった。
犬田卯 錦紗 青空文庫
赤ん坊をおぶつた女が岸で草摘みをし、そのそばで、七八ツの男の児がしきりに目だかを掬つてゐる。
岸田國士 落葉日記 青空文庫
二の丸の堤には、草摘み女の菅笠が沢山にたかっている。
吉川英治 新編忠臣蔵 青空文庫