欲す
ほりす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to want
文例 · 用例
即ち意欲すべきものといふより、おのづと出来るにまかせるべきものといふことである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
世の敗者たるもの、この優しい慰めに接して、泣かじと欲するも得ざる也。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
勿論理想としては、その粧ひもあるよりはない方がよいのだが、六ヶ敷いことだ――(生れしながらの睡みに、そなたよ眠りてあれかし――ボドレル)彼の欠点 彼がヒュマニティから出発したことは明かだが、立派なヒュマニティは理論を欲するものであるのか、彼は非常に考へる習慣を持つた。
— 中原中也 『高橋新吉論』 青空文庫
若い妻の機嫌を取り、女房の尻に敷かれ、猥褻な性的遊戯をして日を暮す以外に、人生に向つて意欲する何の理想もなく野心もなく、無為劣等な動物的人生をすごすことが、現代大衆やサラリイマンの理想とすれば、これほど陰鬱な梅雨時の社会はない。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
つまり言へば彼等は、自身が好ましく欲するやうなものを、子供にも讀ませ、欲しさせたいのである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
所で今の新日本は、我等がそれを欲すると欲しないとにかかはらず、科學によつて西洋と對立し、發明を爭はなければならないのである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
そこで外国語の詩に就いて、読者の真の知らうと欲するところは、詩の個々の原語や逐字訳的の詩想でなくして、原詩そのものが持つてる直接のポエヂイであり、原詩それ自体の詩的ムードなのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
城の塀乾きたり風の吹く草|靡く丘を越え、野を渉り憩ひなき白き天使のみえ来ずやあはれわれ死なんと欲す、あはれわれ生きむと欲すあはれわれ、亡びたる過去のすべてに涙湧く。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
作例 · 標準
彼は名誉を欲するよりも、人々の役に立ちたいと願っている。
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若い頃は、もっと自由に世界を旅することを欲していた。
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古代の王は、永遠の命を欲し、不老不死の薬を探させた。
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