祖業
そぎょう
名詞
標準
business started by an ancestor
文例 · 用例
その土師部の末がそのままに、上方地方のいわゆるシュクの或る者の主張する如く、後世のシュクになってその祖業を継承しているものもないと言われぬが、いわゆる御坊はその名の如く、三昧聖と云われた下級法師で、非人法師の仲間である。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
たまたま桓武天皇の御生母が、その土師氏の女の腹から出られたお方であったという関係から、御孝心深くましました天皇は、その専業の不当をお認めになり、土師氏葬式の祖業を廃して、その居地の名に因んで菅原氏、秋篠氏と称し、或いは御生母大枝の山陵の名を取って、大江氏を名告り、それぞれ学者の家を起した。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
これが為に土師氏は、触穢の業から離れてしまったが、しかしその下に付いていた部民は、相変らず祖業を継いで、土師として軽侮せられ、後世これと同じ業に従事した三昧聖の「御坊」も、ハチまたはハチヤなどと云って、自然卑しまれる習慣が濃厚になった。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
蓋し皇朝は万世一統にして、邦国の士夫は禄位を世襲し、人君は民を養い以て祖業を続ぎ、臣民は君に忠にして以て父志を継ぐ。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
この際、ふたたび祖業發祥の地へ歸つて、萎微沈衰の底にある郷土民の中へ、文化的使命をもつて還元を約したら、私は私の知る限りな郷土人士の氣もちを察するに、双手を擧げて歡迎するのみか、その事だけでもう大きな人間政治の一役割を果すであらうと思ふ。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
「不肖、先帝より孤を託すの遺命をうけ、後主の詔を奉じていまここに来り、はからずも祖業の跡を踏み、将軍の偉魂に会す。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
行々子はまことに気の利いた文字かも知らぬが、それこそぎょうぎょうしくて、俗衆は敬遠せざるを得なかったろう。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
作例 · 標準
創業者は祖業を守りながらも、常に新しい事業に挑戦した。
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この会社は、代々受け継がれてきた祖業を大切にしている。
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彼の祖業は米屋だったが、彼はIT企業を立ち上げた。
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