碌に
ろくに
副詞頻度ランク #14538 · 青空 365 例
標準
(not) well
文例 · 用例
そして自分にも碌に分らないような事をいい加減に教えていると、次第々々に自分が堕落して行くような気がすると云っていたが、一年ばかりでとうとう止してしまった。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
昨年の会など、見ているうちに何だか少しむっとするような気がして来てとうとう碌に見ないで帰って来て、それきりもう二度とは入場しなかったくらいである。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
碌に旅行という程の旅行を仕た事も無いのですもの、御談し仕度くっても是といって御談し申上げるような事も有りません。
— 幸田露伴 『旅行の今昔』 青空文庫
ご飯さえ碌に呉れないんだよ。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
件の牛切、朝から閉籠つて、友達づきあひも碌にせぬ。
— 泉鏡太郎 『鑑定』 青空文庫
念仏さえ碌に真心からは唱えられんでございまして、御祈祷僧などと思われましては、第一、貴下の前へもお恥かしゅうございますが、いかがでございましょう。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
碌に小袖一つ仕立って上げた事はなく、貴下が一生の大切だった、そのお米のなかった時も、煙草も買ってあげないでさ。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
殊にこのあひだ中は随分世話を焼かせた復興局の人たちですから、かみさんや娘たちも精々お世辞をならべて、お誂へを運び出すと、三人ともに黙つて飲んでゐるばかりで、わたしの方から何か話しかけても、碌に返事もしないんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
作例 · 標準
彼は勉強もしないで、碌に働きもしない。
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説明書を碌に読まなかったので、組み立てに失敗した。
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「ごめんなさい、碌にご挨拶もせず失礼します。」
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