三枚続き
さんまいつづき
名詞
標準
triptych
文例 · 用例
安政六年版の玉蘭斎貞秀画、富士登山三枚続きの錦絵には、「小御岳、花ばたけ、しゃくなぎ多し」とあるから、昔から多かったものと見える。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
いずれも三枚続きで五銭位。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
この三枚続きですが芝居を御覧になりました上でどんなにお作りかえになりましても構いませぬ。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
その中には関羽、張飛、玄徳の三枚続きの絵が二三通りありましたが、みんなお母様のお持ちのと違って絵の具が眼の醒めるように美しくて、金や銀の色がピカピカ光っておりました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
中には半紙三枚続き位の西洋紙に、「可驚提供……二円八十銭」 と色インキで書いてブラ下げて、その下に相当な中折れ帽を硝子の箱入りにして、店の前に出してあるのもある。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
いずれも三枚続きで、五銭くらい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
したがって、絵双紙の方が主であるから、どこの店にも一枚絵、二枚続き、または三枚続きの錦絵を始めとして、子供のおもちゃ絵や千代紙のたぐいが店一ぱいに懸けられてあった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
おもちゃ絵や千代紙は一枚八厘か一銭であるが、錦絵の二枚つづきは一組五銭、七、八銭、十銭ぐらいで、武者絵や風俗絵や、新聞記事を材料とした際物や、その種類はもちろん一様でなかったが、錦絵の中で最も光彩を放っているのはやはり芝居の似顔絵で、各座の狂言の替るたびに必ず二種や三種の三枚続きが出版された。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
作例 · 標準
この作品は三枚続きの構成になっており、物語が連続して描かれている。
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三枚続きの屏風を広げると、見事な山水画が姿を現した。
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豪華な三枚続きの挿絵が、この小説の世界観を豊かに彩っている。
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