痩せ馬
やせうま
名詞
標準
scrawny horse
文例 · 用例
僕等は、行きには、その間を驛遞の痩せ馬に乘つて得意げに走つたが、立派な馬を澤山見た歸りには、一種の恥辱を感じて、逃げる樣にして驅け出した。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
――「おまえの痩せ馬じゃ、とてもついて来られまいからな」「ついて行けますよ。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
わたしが立ち止まると、左右の蹄でかわるがわる土を掘ったり、けたたましい声を立てて、わたしの痩せ馬の首ったまに噛みついたりした。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
義雄等は、行きには、その間を驛遞の痩せ馬に乘つて得意げに走つたが、立派な馬を澤山見た歸りには、渠等は一種の恥辱を感じた如く、逃げる樣にして驅け出した。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
峡中第一の難処といふ鳥居嶺は若葉の風に夢を薫らせて痩せ馬の力に面白う攀ぢ登る。
— 正岡子規 『かけはしの記』 青空文庫
骨と皮ばかりの痩せ馬であった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
なぜかといえばそれは二匹とも、形は見すぼらしい痩せ馬でしたが、顔は夢にも忘れない、死んだ父母の通りでしたから。
— 芥川龍之介 『杜子春』 青空文庫
なぜかといへばそれは二匹とも、形は見すぼらしい痩せ馬でしたが、顔は夢にも忘れない、死んだ父母の通りでしたから。
— 芥川龍之介 『杜子春』 青空文庫
作例 · 標準
痩せ馬が重い荷車を引いて荒れ地を歩く姿は、見ていて本当に忍びないものだった。
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その老いた痩せ馬は、主人の期待に応えようと、最後の一力を振り絞って坂を登った。
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「そんな弱そうな痩せ馬に跨って、一体どこまで旅をするつもりだ」と関守が笑った。
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